ピルが飲めない人にはこんなPMS治療があります

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PMS治療で婦人科に行くとピルを処方される場合が多いですが、年齢や喫煙と血液検査の結果によっては、飲めない人もいます。もし、飲めない場合でもピル以外にもPMS対策の方法があるので安心してくださいね。


1) ピルが飲めないのはこんな人
2) 生活にアロマを取り入れてPMS対策
3) ピルが飲めないならPMS用サプリメント
4) ピルを飲みたくないなら規則正しい生活習慣を
5) 週3回の有酸素運動でPMS緩和
6) 激務の人は働き方を変えてみる
7) まずは自分ができそうなPMS対策から始めましょう

ピルが飲めないのはこんな人

PMS症状の緩和にピルが効果的であることは事実ですが、様々な事情でピルを服用できない人も多いです。例えば、このような人は、ピルを使えない、もしくは、できれば避けたほうがいいでしょう。

  • ・すぐに子供がほしい人
  • ・40才以上の人
  • ・タバコを吸う人
  • ・ピル飲むとひどい頭痛になる人

ピルの服用が困難でも、ピル以外で有効なPMS対策は沢山あります。
具体的にピルを飲めない人向けのPMS対策を看護師さんに聞いてみました。

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生活にアロマを取り入れてPMS対策

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アロマセラピーで使用するアロマオイル、いわゆる精油にはホルモンバランスを整え、からだの冷えや緊張を解く効果があります。
特にPMSの症状が出ているときには体全体が緊張状態にあるのでアロマバスやアロママッサージがおすすめです。さらに精油は2種類以上混ぜ合わせて使用したほうがより効果的です。

PMS症状に特にオススメのアロマブレンドをご紹介します。

  • <PMS症状別アロマバスの作り方>

  • 情緒不安定やイライラには、
  • クラリセージやベルガモットまたはゼラニウムを各3滴、38度位の温めの湯をはったバスタブに入れよく混ぜてから15分~30分ゆっくり入りましょう。
  • 浮腫みや腰痛、からだの冷えには、
  • ジュニパー4滴、グレープフルーツ2滴を38度位のぬるま湯に入れ良く掻き混ぜ15分~30分ゆっくり浸かります。
  • 肩こりや頭痛には、
  • ローズマリー、ペパーミント、レモン、ジュニパーを各2滴ずつを38度位のぬるま湯に入れ良く掻き混ぜ15分~30分ゆっくり浸かります。
  • <PMS症状別マッサージオイルの調合例>

  • 浮腫みや腰痛、からだの冷えには、
  • ジュニパー3滴、ペパーミント1滴を10mlのキャリアオイルで希釈しリンパの流れに沿って足や腰に擦り込むようにマッサージします。
  • 肩こりや頭痛には、
  • ジュニパー3滴とペパーミント1滴を10mlのキャリアオイルに混ぜて首の付け根から肩にかけてゆっくりマッサージしてください。お風呂上がりにすると更に血行が良くなり効果的です。

とにかく肩の力を抜いてリラックスすること、自分が一番リラックスできることを探すことがPMS症状を緩和させるためにはとっても大切なのです。

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ピルが飲めないならPMS用サプリメント

PMSの症状を緩和させるサプリメントとしては、以下の成分のどれかが入っているものがおすすめです。

  • ・月見草
  • ・チェストベリー
  • ・テアニン

抗酸化作用のあるγリノレン酸が含有されいる月見草、ヨーロッパで古くから婦人病に用いられてきたチェストベリー、情緒不安定を解消するテアニンなどが入ったサプリメントがPMS対策には有効です。

大豆イソフラボンもPMS症状の改善効果がある人もいますが、量を取りすぎると逆に悪くなってしまう人もいるので、今回は推奨成分候補からは外しました。

ここでちょっと注意です。テアニンはお茶に入っていますがお茶にはカフェインも入っているためお茶ばかりたくさん飲むのはPMS症状緩和には逆効果です。テアニンを取りたいときは、テアニンだけを抽出したテアニンセレン120錠などのサプリメントにしましょう。

また、どのサプリメントにも言えることですが、サプリメントはすぐに効果が表れるものではないので最低でも3ヶ月は継続したほうが良いです。飲み始めた初月はほとんど変化を感じることがないのが普通で、継続することで少しずつカラダの変化が感じられてくるでしょう。

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ピルを飲みたくないなら規則正しい生活習慣を

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早寝早起きがPMSの症状緩和に効果があるとの報告が多くあります。
夜、寝る時間を23時より前にするだけで、PMS対策になるだけでなく、お肌にもとてもいいということがわかってきました。何かと忙しいなか実はこれが結構難しいとは思いますが、なんとか時間をやりくりして、早めに就寝されるよう努力してみましょう。

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週3回の有酸素運動でPMS緩和

軽い有酸素運動はPMS症状緩和に有効です。どのくらい軽いかというと、

  • ・週3回程度
  • ・1回につき30分程度
  • ・ちょっと速足でのウォーキング
  • ・できれば緑の多い公園や森林などを通る
  • ・できればPMS期間以外も続ける

PMS対策としての有酸素運動は週3回、1回につき30分程度で、ちょっと速足でのウォーキングが適しています。軽く汗ばむ程度することで体の緊張をほぐしてリラックス作用のあるセロトニンが多く分泌されます。

もし、できれば緑の多い公園や森林などを通るとさらに効果的であることが、九州大学の研究でも言及されています。まあ難しく考えなくても緑の中を歩くのは気持ちいいですよね。もちろん夜遅くしか時間がとれない人の場合は、人通りのある大き目道路などにしてくださいね。

また、一番いいのは、PMS症状が出ていない期間にもこの有酸素運動を行い習慣にしてしまうとよいでしょう。

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激務の人は働き方を変えてみる

PMS対策の胆は、ストレスをためないこと!これに尽きます。
仕事が忙しい人は働き方を考えてみるというのも一つの方法です。
PMSを持っている人でしたら体験済みかもしれませんが、PMS症状はストレスを強く感じた時により強く症状が出ます。PMS症状が出ていない時から出来るだけストレスが溜まらない環境作りをすることは大切なことです。

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まずは自分ができそうなPMS対策から始めましょう

ピル以外のPMS対策を紹介しましたが、どうでした?始められそうなのありましたか?
最後に、簡単にやり始められる順にまとめておきますね。

  • ピル以外のPMS対策おてがる順

  • 1.誰でもできる、PMSサプリメント(所要時間10秒)
  • 2.一人暮らしなら、アロマバス(所要時間50分)
  • 3.できればしたい、規則正しい生活習慣(所要時間0秒)
  • 4.時間が取れる人なら、週3回の有酸素運動(所要時間30分)
  • 5.覚悟があれば、働き方を変える(所要時間 数ヵ月)

人によっては、時間や仕事や同居家族との関係ですぐには始められない対策もあると思います。特に働き方を変えるなんて、かなり大きな決断ですから、そのこと自身がストレスになるようでしたら、すっぱりと諦め、他の対策を試していきましょう。

軽い有酸素運動は本当におススメですが、天候の悪い日や飲み会のあった日とかはできないので、意外と規則正しく続けるのは難しかったりします。多くの働く女性は夜しか時間がとれないことが多いと思いますので、ご近所の治安があまりよくない場合は、控えたほうが無難です。

もし、あなたが一人暮らしでしたらアロマバスがおススメです。本当にリラックスしますよ。

どなたでも、一番手軽で、継続しやすいのが、サプリメントですかね。
大豆系のサプリは飲み過ぎには注意が必要ですが、チェストベリーや月見草のサプリには、目立った副作用の報告もありませんので、大豆摂取量とかを気にし続けるのが面倒な人には、こちらの方がおすすめです。
とりあえず、3ヶ月、これだ!と思ったサプリメントを飲み続けてみてください。

まずは、あなたの生活習慣を大きく変えないでも始められるものから試してみてください。

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