生理前のイライラが産後に倍増?!どうすればいい?

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やっと会えたわが子!赤ちゃんって本当に可愛いくて、いとおしくて、、そしてめっちゃ手がかかります(泣) なのでついイライラしてしまうこともありますが、それが特に生理前に集中し、これまでになく不調になってしまったーー!!と感じているなら、それはPMS、生理前症候群では?

このPMS、産後にひどくなるケースが多いようです。ここではそんなママのために産後PMSの対処法を紹介しましょう!


1) 産後にPMSがひどくなったのはナゼ?
2) 産後、生理前のイライラに足りないもの
3) 産後PMSを食品で改善するには
4) 授乳中でも飲めるサプリ、漢方 

産後にPMSがひどくなったのはナゼ?

実は産後はPMSがひどくなりやすい状況にあるんですよ、精神的にも身体的にも。まず出産を終えると女性の体は元のように戻るために急激な変化を起こします。

そのため、一時的にホルモンバランスが崩れてしまうのです。それに加えて、初めての育児や夜泣きによる睡眠不足や疲労が重なってそれは大変なストレスが溜まります。

このような体への負担を改善できないまま、約1年ぶりに月経が再開されることで、これまでにないPMSの症状の悪化が出てくるんです。もちろん個人差があるので、むしろ出産後にPMSが軽くなったという女性もいます。

でも、育児は本当に大変なので産後うつになる話もたびたび聞きますから、一人で抱え込むのだけは絶対にやめましょう。つまり産後にPMSがひどくなったというのは気のせいではないということをしっかりと理解し、その対処法を知っておきましょう。
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産後、生理前のイライラに足りないもの

産後の生活は育児中心です。どうしてもストレスはたまりやすくイライラします。そこで重要なのが「セロトニン」という、精神的な安定のために欠かせないホルモンです。

セロトニンは、「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」とともに、人の感情をコントロールする物質です。これが不足するとうつになりやすいというデータもあります。

そして生理前は、黄体ホルモンであるプロゲステロンが増加しこのセロトニンが減少するんですね。それがPMSのイライラをさらにひどくする原因になっています。

なのでできるだけセロトニンを減らさないようにするのが対処法になります。

ではどうすればセロトニンを増やせるかというと、まずは適度な運動です。

「育児中に運動なんかできるかーー!」って叱られそうですが(汗)、赤ちゃんも生後一か月もすればお散歩にも出られますので、ベビーカーで歩くことが一番の運動になります。

セロトニンは、一定のリズムで運動すると分泌を高めることができるんです。

そして外に出て日光を浴びることがさらにセロトニン分泌のスイッチにもなるんですよ。というのもセロトニンは日中の明るい時間帯に多く分泌されるホルモンなんですね。

だから朝はカーテンを開けて、日の光を浴び、夜更かしせず、きちんと朝起きる習慣もとても大切というわけです。
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産後PMSを食品で改善するには

まずは自分が産後PMSであるということを自覚しましょう。自覚があるとないでは対策をするという意味で全然違ってきますからね。

そしてPMSだからといって自分を責めることは絶対にしないでください!
身体の仕組み的にPMSになってしまうのだからあなたのせいでは決してありませんからね。可愛い赤ちゃんのためにも、愛する旦那様のためにも少しでも改善できるように対策をしましょう。

上記で述べたように、セロトニンを増やす点はわかりましたね?生活面においては、適度な運動(赤ちゃんと散歩)、休める時には頑張りすぎずに休むといったことが大切で、そんな中でやはり大きな対処法としては食生活です。

生理前にに限らず、普段からPMSを意識した食事をしてみましょう。まずPMSを改善させる食品として、マグネシウムやカルシウムが良いとされています。

マグネシウムは、大豆製品や魚介類に多くカルシウムは骨ごと食べられる魚類、小松菜のような青菜類に多いです。

これらの食品を食事に取り入れていくことで産後PMSの改善が期待できます。

逆に避けたい食品は、
砂糖、塩分、カフェイン(コーヒー・紅茶・日本茶・チョコレート)、アルコール、添加物、漂白した小麦粉とその加工品(パン、ケーキ、・パスタ)などです。

「え~~!ケーキもチョコも??」と悲しくなってきますが、いえいえ、これは生理前には控えた方がいいという意味なので、体調がいい時は適度にいただいて問題ありませんよ。適度ね!

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授乳中でも飲めるサプリ、漢方ってあるの? 

食事ではなかなか思うように栄養素が取れない場合は、やはり漢方やサプリメントなどが有効です。とにかく産後は授乳をするので薬には敏感になりますよね。その点では、漢方もサプリも安心できます。

まず漢方では、婦人科系三大漢方薬と呼ばれるものがあり、それが当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん、)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)です。

それぞれ産後ひどくなったPMS症状にも穏やかに効いていくと期待できます。またサプリですが、PMS対策サプリももちろんいいですが、産後育児という点で授乳や産後特有の栄養素も考えたいです。

その点で、「葉酸」は欠かせないかなと思います。葉酸は人の身体の細胞分裂にも関係している大切な働きをしていることから、美しい肌や髪の毛を作る上でとても大切な栄養素なので、妊娠中に飲んで胎児の成長を促すイメージが強いんですが、

実はそれだけではなく神経の働きをサポートする働きもあることから、アルツハイマーやうつ状態の改善も報告されているんですね。

そう、つまり産後PMSの改善としても期待できるようです。なので産後PMSがひどくなったと悩む、授乳中のママには、葉酸という栄養素はおすすめです。

そして、食事で摂りにくいといったカルシウム、ビタミン、ミネラル、鉄分、アミノ酸という成分がバランスよく含まれているサプリメントだと、なお一層いいですね。

⇒症状別PMSサプリメントのページ
 
 

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