PMS症状をアロマオイルで緩和する具体的な方法

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ピルや薬が合わなかった人でも、日常生活にアロマセラピーを取り入れ、PMSからくる症状を緩和して、つらいPMS期間を上手に乗り切っている人はたくさんいます。
今日から実践できる普段の生活に取り入れやすいアロマセラピーの方法をみていきましょう!


1) PMSの症状別おすすめ精油はコレ!ラベンダーの効能は
2) アロマセラピーの取り入れ方アロマバスでPMS対策
3) 精油のブレンドレシピとPMSに効果的な取り入れ方
4) 効果的なアロマオイルの選び方、買い方、保存方法
5) エッセンシャルオイルがPMSに働きかけるメカニズム

PMSの症状別おすすめ精油はコレ!ラベンダーの効能は

まず、おさえておきたいのが、今のあなたの症状には、どのアロマオイルが合っているのかを知ることです。

  • 【イライラ・怒り・無気力】
  • ラベンダー・クラリセージ・ゼラニウム・ローズ・ベルガモット
  • 【むくみ・腰の重さ】
  • ジュニパー・グレープフルーツ・ペパーミント
  • 【肩こり・頭痛・ぼんやりとした思考】
  • ローズマリー・ペパーミント・レモン・ジュニパー
  • 【胃腸障害・腹痛】
  • バジル・イランイラン・ラベンダー・ゼラニウム・ベルガモット

PMS症状の緩和には、ホルモンバランスを整える精油を使用するのですが、症状によってより良い効果があるアロマを選ぶことがポイントです。

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アロマセラピーの取り入れ方アロマバスでPMS対策

アロマライトやアロマポット、ディフューザー以外にも沢山日常生活に取り入れやすい方法があります。

ハンカチやティシュペーパーを使った吸入
ハンカチかティシュペーパーに精油を1~2滴落とします。香りに鼻を近づけて深呼吸しましょう。精油は肌に付かないように注意してください。

マグカップを使う
精油は熱を加えることで成分が揮発して香りが拡散しやすくなります。
マグカップに60度~80度のお湯を8分目まで入れ精油を1~2滴落とします。
飲まないようにしてくださいね。

アロマバス
1回のアロマバスにつき精油は2~5滴です。使用する精油の量は合計して10滴未満にします。お湯はややぬるめにして良く混ぜてから入浴してください。

アロママッサージ
精油の芳香成分を皮膚から直接吸収させる効果的な方法がアロママッサージです。
精油の原液は直接肌に塗ることはできないため植物油で薄めて使用します。
使用できる油は100%天然の植物オイルに限ります。食用の油や鉱物油を含むベビーオイルは使用できませんのでご注意を。

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精油のブレンドレシピとPMSに効果的な取り入れ方

アロマオイルを2種類以上混ぜ合わせるとアロマブレンドの完成です。
アロマブレンドするだけで香りがまろやかになり1種類だけでアロマオイルを使用するよりもPMSの症状改善に効果があります。アロマテラピーを生理の1週間~2週間前に日常に取り入れ辛い症状を緩和しましょう。

  • いらいら・憂鬱
  • 【アロマバス】
  • クラリセージ、ベルガモットまたはゼラニウムを各3滴バスタブにいれ良くかき混ぜます。お湯の温度は38度前後のぬるま湯がおすすめ。
  • 浮腫み・腰の重さ
  • 【アロマバス】
  • ジュニパー・4滴・グレープフルーツ2滴をバスタブに入れてよくかき混ぜます。お湯の温度は38度前後のぬるま湯がおすすめ。
  • 【マッサージ】
  • ジュニパー3滴とペパーミント1滴を10mlのキャリアオイルで希釈し足や腰などに摺り込むようにマッサージする。
  • 無気力
  • 【吸入】
  • ローズマリー2滴、レモン1滴、ペパーミント1滴をハンカチに落としゆっくり吸い込む。この時皮膚に直接精油が付かないように注意してください。
  • 肩こり・頭痛・ぼんやりとした思考
  • 【アロマバス】
  • ローズマリー2滴、ペパーミント2滴・レモン2滴・ジュニパー2滴をバスタブに入れ良くかき混ぜる。お湯の温度は38度がおすすめ。
  • 【マッサージ】
  • ジュニパー3滴、ペパーミント1滴を10mlのキャリアオイルに希釈し首の付け根から肩にかけて流すようにマッサージする。
  • 胃腸障害
  • 【マッサージ】
  • バジル5滴、イランイラン2滴、ラベンダー2滴、ゼラニウム2滴、ベルガモット2滴をキャリアオイル100mlに希釈しお腹を時計まわりに優しくマッサージする。

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効果的なアロマオイルの選び方、買い方、保存方法

アロマオイルの選び方は瓶を近づけて香りを嗅ぐと濃厚過ぎて本当の香りが分からなくなります。鼻から20cm離して香りを選びましょう。一度に試すのは4~5種類が理想。PMS症状を緩和させるアロマオイルの香りをぜひ試してください。

好きな香りは貴方の心とカラダが求めている香りです。お勧めの買い方は体調の良い日の午前中が最適です。朝は鼻のコンディションが最も良い時間帯です。
お気に入りのアロマオイルを見つけたら直射日光を避け湿気の少ない冷暗所に置いて保存します。
また一度封を切ったら1年以内に使い切りましょう。

精油選びのコツ、私の場合は、
精油を選ぶ時は効能だけではなく自分が好きだなと感じる香りを選ぶことが大切です。好きな香りでなければ続けられないし効果も薄れてしてしまいます。私は生理前のイライラにはラベンダーで気持ちを落ち着かせるようにしています。

他にもイライラに効果的な精油があるのですが匂いが好きでないと逆に不快感でイライラしてしまいました(^^; 皆さんもご自分が好きだなと思えるとっておきの香りを探してみてくださいね。

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エッセンシャルオイルがPMSに働きかけるメカニズム

アロマセラピーは植物の芳香成分を使う昔からの自然療法で、精油いわゆるエッセンシャルオイルは、ハーブから抽出される揮発性の高い物質です。一つ一つの香りには様々な芳香成分が含まれており、この成分が体内に入り薬効成分となり私たちの心や体に働きかけてくれます。芳香成分を体内に取り入れる経路は二つあります。

1)鼻から吸入し脳神経に働きかける精油の匂いを嗅ぐと鼻の奥の吸上皮という部分で芳香成分を認知し大脳辺縁系・海馬・視床下部に電気信号として届き、イライラを落ち着かせるセロトニンなどの神経科学物質が放出されます。セロトニンなどの神経科学物質が放出されるとイライラ、情緒不安定、便秘、下痢、腰のだるさや浮腫みなどの不快な症状に働きかけます。

2)皮膚や肺などから血液中に入り内臓をめぐり臓器に直接働きかけるマッサージやお風呂に入ることで皮膚や肺から精油が入り臓器に直接働きかけ浮腫みや痛み、胃腸障害などを緩和します。

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