PMSに効果のある漢方薬って? 是非知っておきたい漢方について!

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PMS症状の原因は女性ホルモンの急激な変動によりバランスが崩れて起きると考えられています。そして漢方薬は、全身の不調を改善しバランスを整えるという分野が一番得意とするところなんです。その上副作用も少なく穏やかに効果を出していくというのでPMSに悩む女性に人気なのも当然ですね。

また漢方薬は市販薬としてドラッグストアで手に入るものも多く、値段もその手軽さも人気の理由です。どんな種類の漢方があるのかたっぷりご紹介しましょう!


PMS症状に効く漢方薬は?

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昔から「漢方薬は女性の味方」と言われているって知ってました? なんだかこれだけでめっちゃ安心感がありますよね。さてPMSは東洋医学的に「気・血・水」のすべてのバランスが乱れている状態と考えられていて、実は生理に関わる不調症状改善のため昔から様々な漢方があるんですね。

これらが代表的な月経前症候群の改善に有効な漢方薬なんです。漢方薬の特徴として一種類でいくつもの症状に効くこともあるため、PMSのように多くの症状が一度に出るような病気には特に向いているというわけです。


薬局で買える漢方薬でおすすめなのものは?

加味逍遥散(かみしょうようさん)、抑肝散(よくかんさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などは定番で人気です。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)はきゃしゃな感じで冷え性のタイプに、加味逍遥散(かみしょうようさん)は、体力中等度以下でのぼせ感があって、肩こりや疲れやすいタイプにおすすめです。
また抑肝散(よくかんさん)は精神面でイライラや不眠に悩むタイプにといった効果があります。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、のぼせなどに有効だとされています。

PMS改善のための漢方薬はドラッグストアで購入できるのものも多いです。またドラッグストアの市販漢方薬は、様々な漢方が一緒に含まれている商品があり選ぶ手間が省けます。
漢方薬メーカー大手のツムラの「ツムラ23」はホルモンバランスの乱れに効果があり、また昔から定番として人気があるのは小林製薬の「命の母」です。

値段も手ごろなので安心です。また漢方薬メーカーとしてクラシエ、そして漢方薬局としてイスクラも初めての漢方服用には相談もできて何かと安心なので、そういったメーカーの漢方がおすすめです。


PMSのイライラやむくみなど、症状別で漢方も変わるの?

先にも述べたように漢方薬の特徴として一種類でいくつもの症状に効くこともありますが、基本的には問診や診察をもとに、その人の体質と「気・血・水」のどこに異常があるかをみつけ、その結果で漢方薬が処方されます。病院じゃなくても漢方薬局では専門スタッフもいるのでピンポイントのアドバイスもしてくれます。

例えば、お血が強くて体格が比較的しっかりとしている人には桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)気の異常が強く、体力がある人には桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などで分けられたりします。

自分で市販薬としてドラッグストアで購入する場合は、PMS症状が身体の不調と精神の不調のどちらが強いかを判断し、選び方としてそれに絞った漢方の服用も効果的です。

例えば、イライラや不安、落ち込みなどの精神不安定は漢方的に「気の異常」とされます。
それには抑肝散(よくかんさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、などがおすすめです。

またむくみ、めまい、吐き気などの水の異常「水毒」には五苓散(ごれいさん)、女神散(にょしんさん)などがよく効くようです。


漢方薬の飲み方は?

まず漢方薬は新薬、いわゆる西洋薬とは違い、即効性はなく効果を感じるのには数週間から1カ月以上はかかると思ってください。つまり1カ月間は飲むつもりで始め、その間に一向に効果がなければ薬剤師に相談するか、もしくは他の漢方薬に変えてみましょう。

そして漢方薬の飲み方ですが、食間に飲むのがベストです。食事と食事の間で、お腹が空っぽのほうが薬の吸収が良くなるんですね。

飲むときはぬるめのお湯か水で飲みましょう。ただ、漢方薬局で処方される漢方の中には、生薬を煎じて飲むタイプのものもあり、例えばツムラなどのメーカー市販薬に比べるとやや飲みにくいこともあります。というか苦いんですね。そんな場合はオブラートで包んで一気に飲むのもいいですよ。

私が漢方薬を飲むときにかかりつけの女医さんに「漢方薬は、その苦さが平気であれば、それが体質に合ってるって一つの目安なんですよ。合わないものは苦くて飲めないから」と言われました。なんだか理にかなった話で、とっても納得したことを覚えています(笑)


漢方でも副作用はあるの?

漢方薬は新薬に比べて、副作用が起こりにくいとされています。しかし全く心配がないかといえば断言はできないでしょう。基本的には用量・用法を守って使用すれば、副作用は防げますが、体質に合う合わないという点において副作用は頭の隅に入れておくべきですね。

例えば、子宮を収縮させる作用のある漢方薬の場合、妊婦または妊娠していると思われる人は医師、薬剤師に相談しなければならないこともあります。

またPMSの症状改善のため漢方を服用した時に副作用としてよく聞かれるのが、食欲不振、下痢などです。ただこれらに関しては必ずしも副作用とは言い切れない場合があるんですよ。これは漢方特有の症状で、漢方によって体質改善が進んでいる場合に、一時的に見られる状態なんですね。

例えば下痢の場合は、便秘がちだったのが漢方によって腸管の流れがスムーズになり、便通が正常に出来るようになっていく身体の変化段階なんです。こういった変化が副作用であるかどうかは、症状が出て長引く場合などに薬局や病院で相談するのがよいでしょう。

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