生理前なのに腹痛が…、妊娠?それとも…
生理前に腹痛や吐き気などの症状が出ると「え?妊娠!!」と考える人も多いはず。でもちょっと待って! それって本当に妊娠なのかな?もし妊娠なら腹痛がつらくても薬は飲めないし、でも妊娠でなきゃ痛みや吐き気の症状を早く治したいし…。さらに妊娠じゃないならなぜ生理前にこんな不調になるのか心配ですね。その原因こそがPMSかもしれません!それについて説明しましょう。
生理前に腹痛になる原因は2つ!
まず一つ目は子宮で生理の準備が行われるからです。生理直前から前半にかけて「プロスタグランジン」という、子宮の収縮を促して生理の経血を身体の外に排出す物質が分泌されます。これがあろうことか発痛物質、要するに痛みを発生させる物質なんですよ。またその上に血管を収縮させる働きもあるので腰痛やだるさ、冷えや吐き気の原因にもなるんですね。そしてこの場合は妊娠はしていないという事です。そして二つ目!これは着床痛と言われるもののためです。着床痛とは受精卵が子宮内膜に着床する際に起こるといわれている痛みのことです。着床した受精卵は子宮内膜の中へともぐりこんでしっかりと根を張ろうとするので、その時に痛みが生じると考えられています。つまりこれは妊娠していた場合のことですね。理論的には理解できましたが、じゃあどうやって見分けるの?
ムム…実は生理前腹痛と着床痛が起こるタイミングは、生理予定日の数日前~1週間前とほとんど同じ。腹痛の症状のみから妊娠しているかどうか判断することは難しいんですね~。
生理前の不調は妊娠だとは限らない
必ずしも生理前の不調が妊娠とは限らないとおわかりいただけましたか? とはいえ腹痛のみならず、吐き気、または下痢、身体のむくみ、頭痛などの症状が伴ったりしませんか?させ「あ~、
そういえば必ず下痢になるかも…」とか「めっちゃ頭痛するかも…」と思ったら、はい、実はそれを総じて「月経前症候群」の症状と言わざるを得ないんですよ~。最近はPMSと呼ばれて広く知られるようになりました。生理前になると腹痛のような身体の不調とイライラなどの精神面の不調が現れるというものなんですよ。健康な女性なら生理前の腹痛や吐き気はすぐに妊娠を考えがちですが、
実はこんな女性特有の不調があることを知っておきましょう!そして今はそういった女性特有の不調、「月経前症候群」には効果の期待できる薬や漢方、サプリメントなども多く出ています。
「月経前症候群」と妊娠初期の違いは?
はい、ズバリ「基礎体温」です。え?測定したことがない?? えーーーー!!いやいやまずいですよ今どき!自分の身体を知るうえで女性にとってとっても重要なんですよ!是非、今日からでも基礎体温つけてください。さてそんな基礎体温なんですが、周期の中で変化があります。いつもの生理時であれば、生理開始日になると低温期になるため体温が下がります。しかし、妊娠している場合は、生理開始予定日を過ぎても高温期が続くので、これにより妊娠の可能性が出てくるということですね。そうそう、妊娠した女性の体験談では、高温期が2段階あった、、つまり生理開始日になってさらに体温が上がった」という人も多いらしいんですよ。なので、高温期が継続している症状は妊娠初期症状に極めて信憑性が高いと言えるでしょう。
生理前の腹痛や吐き気、緩和したい場合の薬は?
基礎体温での判断はかなり信憑性がりますが、この方法で判明するときには妊娠初期です。生理前の腹痛が始まるあたりはまた仮に妊娠していても、妊娠超初期という時期なので基礎体温でもまだ判断しかねる場合が多いです。腹痛や吐き気など辛いので緩和させたいために薬を考える気持はわかりますが、少しでも妊娠の可能性があれば市販の薬はやめておきましょう。
早めに病院へ行き、婦人科で相談して妊娠中にも大丈夫な薬であれば服用も可能でしょう。しかしまだ妊娠か単なる月経前症候群か判断できないうちに病院へ行くの、気がひけますよね。
あえて症状で判断するなら、腹痛の場合なら重い鈍痛・下腹部全体の痛み・腰痛もある、あとはおりものがいつもより臭い、量が多い、茶色い、、など普段とは違うなぁと感じるといったこともあるようです。でも個人差があるので一概には言えません。であれば安易に市販薬は避けたほうがいいかもしれませんね。
生理前の腹痛、吐き気など不調の対処方法は?
妊娠の可能性があるなら薬は使わずに辛い症状を緩和しましょう!ということでまずはハーブティー!温かいハーブティーは腹痛や吐き気、また冷えもなども改善してくれそうですよね。
中でも、ジャーマンカモミールは心身のリラックス、不眠、冷え性、生理痛などに効果的。またラズベリーリーフは生理痛、生理前症候群、出産準備、下痢に効果的です。
またサプリメントもいいですね。サプリメントは月見草オイルなど天然成分でホルモンバランスを整えるPMS改善用のものも多くでてます。そしてアロマにもホルモンのバランスを調整する作用を持つものがあります。ゼラニウム、クラリセージ、ローズなど。特にローズはホルモンの司令塔である、脳の下垂体や視床下部を刺激すると言われており、ホルモンのバランスを整える働きがあります。
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